犬とぬくぬく

アニマルコミュニケーションで感じたこと、動物たちのエピソードや、愛犬達との日常を綴るブログです。

私が愛犬を撮り始めた理由

今では堂々と『趣味です』と言えるくらいに夢中になっている、カメラ。
3年前までは、まさか自分がカメラを手にするだなんて想像もしていませんでした。

今ではすっかりハマり、時間があれば愛犬達の姿を撮ったり、あんな写真撮りたいなーと妄想しています。
f:id:acnuku:20210429211955j:plain

そもそも、どうして私が愛犬達の写真を撮ろうと思ったのか。
今回は、それについて書いてみたいと思います。
ふーーん…、な生温かい目線で読んでいただけたら嬉しいです。


数年前。
カメラはおろか、『犬達にオスワリやマテをさせて写真を撮る』という発想すら皆無だった、私。たまーに記憶の代わりにスマホで適当に撮るだけ。

最初のきっかけは、愛犬 てて とドッグトレーニングに参加したことでした。
初めてのトレーニング自体、衝撃で思考停止状態に陥りまして、帰り道、高速の途中にあるSA全てに寄って休憩しながら帰ったことを覚えています。

帰宅後、てて の写真が送られてきました。トレーニング終わりに、撮ってもらっていたものです。
「被写体にしてもらえてラッキー」くらいにしか思っていなかったのです

が!!

写真を見た瞬間、ショックを通り越してまた完全に頭が真っ白になりました。
それは今まで見たことのない、てて の表情。美しさ。強さと繊細さ。世界感。
私が てて のことを全然わかっていなかった、という事実を喉元に突きつけられた瞬間でもありました。
f:id:acnuku:20210429213935j:plain
photo by sachi morinaga

でもね、トレーニングを通して犬達との関係作りに真剣に取り組み始めたら、
「ウチの犬達の写真、私にも撮れる??」と少しずつ うっすら思うようにもなりました。


その一方で。
ある出来事をきっかけにして、
「私がこの世を去ったら、犬達と私との関係は誰の記憶にも残らない」
ということに急に気付いたのです。
そしたら、ものすごく恐ろしくなった。
犬達の笑顔、チャレンジする勇気、達成した時の喜び、心の距離がグンと縮まった瞬間…。
何も残らない。誰の記憶にも無い。存在すら忘れ去られてしまう。
かといって、誰かに無理に語り継ぐようなものでもない。いい迷惑だ。
でも怖い!全てが無くなってしまう。
イヤだ!どうしよう…


そしてある時、そうだ!!とひらめいたのです。

『犬達の写真をたくさん撮って、それを収めた記録媒体を、私の棺桶に入れてもらえばいい!犬達の生涯の記録と記憶と共に、私はこの世から旅立つんだ!みんなと一緒に!』

自分でも頭では理解しにくいのですが、そこが落とし所だったようで、すごく安心できたのです。


…そうか、カメラか。
で、SNSで何気なく「カメラ、欲しいな」とつぶやきました。

次の瞬間。ホントに、瞬間。

救世主がスマホのLINEの画面に現れ、怒涛の勢いで物事が進み、アレヨアレヨで数日後にはミラーレス一眼カメラを握りしめていました。
カメラもレンズも何も知らない私が、です。驚きでした。


この流れ、ある人物が何度も関係しているんです。
それは、アニマルコミュニケーションの師である、森永紗千先生。
てて のトレーナーとして、
てての素顔を撮ってくれたカメラマンとして、
『カメラ欲しい』でLINEに現れた、救世主として。
カメラの使い方、犬の撮影もレクチャーしてくださった。
憧れのカメラマンとしても、その写真は私の感情をガッシガッシと揺さぶり続けているのです。
紗千先生に導かれてばかり。本当にありがたいです。


ヘタでもなんでも、いい!自己満足でも、いい!
私は私の目線で愛犬達を撮る。
愛しい犬達の生命の一瞬を写し撮り、残したい。
それはもう、ライフワークです。
(メンタルの安定にも効果ありあり!です笑)


というわけで、
これからも愛犬達との共同作業を楽しみながら、撮り続けたいと思っています。
…棺桶に入る日まで、ずっと。


最後までお読みくださり、ありがとうございました✨